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歯茎の色が気になったら? セルフチェックでわかる健康サイン

 

鏡で歯茎を見たとき、その色や形を意識したことはありますか。

 

歯の色は気にする方が多い一方で、歯茎の状態まで注目する機会は意外と

少ないかもしれません。

歯科の現場では、歯茎の色や形、性状から、お口の中だけではなく全身の状態に関わるサインが

見えてくることがあります。

ご自身の歯茎は、淡いピンク色で引き締まっているでしょうか?

それとも腫れや赤み、色の変化が気になっているでしょうか?

 

 

歯茎にどんな変化があると注意が必要なのか、そしてセルフケアでどこまで

改善が期待できるのかを知っておくことで、日々のケアの目安が持てるように

なります。今回は、健康的な歯茎の状態、歯茎に起こりやすい変化とその

原因、そして健康的な歯茎に近づけるためのケアについて解説します。

 

 

1,健康的な歯茎とは?

2,歯茎に起こる変化と原因

3,健康的な歯茎に戻す事は出来る?

 

 

1,健康的な歯茎とは?

 

色・形・性状から見るチェックポイント

 

色は?

  淡いピンク色

 

形は?

  歯と歯の間の歯茎が尖ったピラミット型

  奥歯の間は前歯よりやや平坦

 

性状は?

  張りがありスティップリングと呼ばれる

  みかんの皮のような小さな窪みが点在する

 

2,歯茎に起こる変化と原因

 

先日受診された患者様で21歳の女性

ホームケアはしっかりされていて、歯石やプラークは少なく歯茎に炎症が起こっている所見はないのですが…

歯茎の色が紫色です。

患者様も気にされておりました。

原因はいったい何なのでしょうか?

この患者様は喫煙歴もないため生活習慣などが影響する血行不良が

考えられます。歯茎の色は個人差があり、人種や遺伝的な要因により、もともと色が濃い方もいますが、

歯茎の状態は見た目だけだはなく全身的な健康のバロメーターになる要素もあるのでチェックは大切です。

 

ここからは歯茎に起こる変化と原因を深掘りしていきます!!

 

「歯茎の色の変化」

歯茎は炎症を起こすと淡いピンク色から発赤してきます。

炎症が慢性化すると赤みが増し、鮮紅色から赤紫色や赤暗色に

なっていきます。

歯茎の病気以外にも歯茎の色を変えてしまう原因として以下の事も

考えられます。

 

喫煙者の方

メラニン色素の沈着により黒みがかった色になる事が多いです。

 

鉄剤を服用している方

黒い斑点状の色素沈着が起こる場合があります。

 

お口の中に金属の詰め物や被せ物がある方

メタルタトゥーといい、金属イオンがしみだして、歯茎が黒ずんでしまう場合があります。

 

ホルモンのバランス

体内のホルモンが大きく変動するタイミングは発赤しやすいです。

貧血により白っぽくなることもあります。

 

口腔乾燥

乾燥状態が継続的に続くと発赤してきます。

 

「歯茎の形態変化」

プラークや歯石が溜まっていると

歯と歯の間の歯茎が腫れて丸みを帯びてきます。

 

咬み合わせの影響や不適切な詰め物や被せ物があると

歯茎がロール状に厚くなる場合があります。

 

歯磨きの圧が強い場合や歯ブラシの当たり方が良くないと

Ⅴ字やU字型の裂け目が出来たり、

歯茎が退縮してくることもあります。

 

口呼吸や喫煙により

上の歯の裏側の歯茎が盛り上がった形になる事があります。

 

「歯茎の性状変化」

 

柔らかくブヨブヨしていて弾力性がない

お口の中の環境が悪く慢性的に炎症がある状態です。

 

腫れている 

歯肉炎、歯周病、口腔乾燥が代表的な原因ですが、

腫れや歯茎が厚くなる原因は服用薬の影響も考えられます。

抗てんかん薬、降圧薬、免疫抑制剤などの長期連用が該当します。

 

歯茎にできものみたいなものがある

歯の根っこに化膿性の炎症がある場合に膿を外に出そうとしてトラクトと呼ばれる

膿を含むできもが発現することがあります。

 

3,健康的な歯茎に戻す事は出来る?

 

歯茎にもターンオーバーがあるのです!!

お口の中の歯茎の表面は皮膚と同じように絶えず再生しています。

今回ご紹介したような変化の中には、ホームケアの見直しで

改善できるものもあります。まずはホームケアを見直してみましょう。

 

「ホームケアで見直したいポイント」

歯ブラシの大きさは大きすぎないものを、

硬さは普通のものを選びましょう。

磨く時、ついつい力が入っていませんか?

リラックスして強い圧はかけずに歯茎の近くまで磨きましょう。

歯間ブラシかフロス一日に一回は使用しましょう。

 

 

 

「歯科医院でのメンテナンスの役割」

歯科医院でのメンテナンスを受けましょう。

咬み合わせの影響や、詰め物被せ物の事、歯周病の進行具合など

歯科医院でしかわからない原因や変化もあります。

歯茎の腫れや出血が続く場合は歯周病が進行しているケース

少なくありません。歯周病は自覚症状が少ないまま進むことも

あるため、変化に気づいたタイミングで一度受診してもらうのが

安心です。また、歯茎の健康を保つためには、

定期的な予防歯科でのメンテナンスが大きな役割を持っています。

 

 当院では、日本歯周病学会認定医が一人ひとりの歯茎の状態を確認しながら、ケアの方法などもお伝えしています。

 

 

適切なセルフケアと定期的なメンテナンスで健康的な歯茎を維持しましょう。

 

ただし、ご自身ができるセルフケアやメンテナンスだけではどうにもならない場合もあり、歯茎の色を改善する施術として特殊な薬剤を歯茎に塗布する方法や、

歯茎の退縮に対するオペなどもあります。

このような施術は高額であったり、侵襲性が大きかったりもするのであり、病的な異常に対するものではありません。

 

まずはご自身の歯茎が健康的な状態かをこの機会にチェックしてみて下さい!!

歯茎の色や形、性状は、毎日のセルフチェックで気づける身体のサインのひとつでもあります。

歯茎のことで気になる点がございましたら、お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

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