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お子様の歯並びやくせ、気になりませんか?
天王町かまた歯科に、新しく導入されました「プレオルソ」。
どんな方に使うのか?どんなメリット・デメリットがあるのか?
お話していきます。
お子様のこんな症状、気になりませんか?
〇お口がずっと開いている
〇指しゃぶり 唇を噛む癖がある
〇唇をよく噛む
〇噛み合わせ、歯並びが気になる
(上顎前突・開咬・過蓋咬合・反対咬合・叢生)
〇口元に常に力が入っている
〇舌で歯を押している
〇正しい発音ができない
〇口呼吸している
〇頬づえをよくつく
〇寝相が悪い(横向き寝・うつぶせ寝)
〇姿勢が悪い
このような症状、癖をもつお子さんは、歯並びや噛み合わせが悪くなり、虫歯になるリスクも上がります。
当院では、「プレオルソ」というマウスピース型の装置を使用して、歯並びに影響する癖を改善し、お口の周りの筋肉のバランスを整え、正常な成長を促すサポートをしていきます。
最近は口呼吸のお子さんがとても多く、上述した症状がよく見られます。原因としては、柔らかい食べ物が多くあまり噛まずに飲み込んでしまっているからだといわれています。お口の周りの筋肉がゆるんでしまうので、お口が閉じず自然と口呼吸になるのです。
他にはアレルギー性鼻炎や扁桃腺の腫れも考えられます。
「プレオルソ」とは?
プレオルソとは3歳から10歳ごろまでのまだ骨の成長する時期に使用するマウスピース式の矯正装置です。
日本の歯科矯正医が開発したもので、やわらかいポリウレタンでできているため、お子さんでも扱いやすく痛みが出にくいです。
だいたい半年~2年程使っていただくと改善していきますが、使用頻度や歯や筋肉の動きの個人差から治療期間が延びる場合もあります。
プレオルソのメリット
取り外し可能
プレオルソはマウスピース型なのでご自身で管理して付け外ししていただく為、お食事や歯磨きの際は外して、普段と同じように生活できます。
装着時間が短い
日中1時間程度と睡眠中のみ装着するので、学校などにつけていく必要がありません。
周囲を気にすることなく使えるのでお子さんの負担が少なく、きちんと使えているかをチェックしやすいので保護者の方も管理が容易です。紛失も少ないです。
将来の矯正治療が楽になる
プレオルソでお子さんの小さなうちから正常なお口に矯正しておけば、大きくなった時に顎の形がよく歯の並ぶスペースが確保され、歯並びのよくなる環境が整えられます。大がかりな矯正治療になりにくいので、本人の負担が軽く、費用も抑えられます。
また、歯を移動する矯正ではなく、根本的なお口の周りの筋肉や癖を矯正するので、並んだ歯並びが後戻りしにくいメリットもあります。
型取りの必要がない
プレオルソは既製品のため、型取りは必要ありません。
お子さんの負担が少ないです。
プレオルソのデメリット
装着時間が守れないとうまく効果が出ない
睡眠中と日中1時間装着するのが基本です。
お子さんの協力がないと難しいですが、少しずつ慣れていけるように当院でサポートしていきます。もちろん保護者の方のサポートもとても大切です。
テレビや動画を見ている時に装着する等の工夫をしていくと、お子さんも馴染みやすいでしょう。
歯並びは完璧には並ばない
プレオルソは、顎の成長をサポートし、舌の位置やお口の周りの筋肉を整えることで歯並びを改善する治療です。
歯を移動させる装置ではないので、複雑な歯並びや重度の受け口等には適応しない場合もあります。
まずはご相談いただければと思います。
プレオルソ使用時の注意点
装着時間を守る
日中起きている時間に1時間と、睡眠中はずっと装着するのがプレオルソです。装着時間が短いと治療期間が延びる可能性があります。
まず使い始めは1日15分でも使っていただければ充分です。無理せず段々と装着時間を延ばしていきましょう。
装着前に歯磨きを
歯に汚れがついたままプレオルソを装着すると、細菌がそのまま繁殖し虫歯や匂いの原因になります。
装着後は洗う
使用後のプレオルソは指で優しく流水下で洗います。
熱湯消毒や、硬い歯ブラシでのお掃除は装置を傷つけてしまいますので、避けましょう。
マウスピース用洗浄剤や、食器用の中性洗剤は使用可能です。
鼻呼吸をする
プレオルソ装着時はお口が開いてしまうこともあります。お子さんご自身でなるべくお口を閉じて鼻呼吸してもらうようにします。
睡眠中は、お肌に優しいテープを唇に貼って鼻呼吸を促してもいいかもしれません。
あいうべ体操をする
お口の周りの筋肉や舌もトレーニングすることで、より治療期間を短くし、治療完了後の後戻りをしにくくします。
正しい鼻呼吸ができるように1日、10回3セット行うと良い、とされています。
無理なく少しずつ回数を多くしていきましょう。
普段喋る時のお口より大きく動かすのがポイントです。
あいうべ体操のやり方は下記を参考にしてみてください。
プレオルソは特定の場合を除いて保険が適用されませんので、自費診療となります。
気になることがあれば適応年齢があるため、お早めのご相談をおすすめ致します。
小児歯科での診療の流れやご来院前に気を付けていただきたいことについては、小児歯科ページをご覧ください。