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その出血放置しないで! ~早期受診で変わる歯周病ケア~
「歯周病かも…」と思いながら、治療を先延ばしにしていませんか?
歯周病は自覚症状が少ないまま進行する“静かな病気”【silent disease】と言われています。
当院では日本歯周病学会認定医が、お口の状態に合わせて
〈初期治療→定期メンテナンス(SPT)〉まで丁寧にご提案します。
このブログでは受診の目安、月一回ペースの受診が推奨される理由、ホームケアとプロケアの役割分担をやさしく解説。
初めての方も安心して読み進められるよう、検査から通院の流れまでまとめました。
まずは現状把握から、一緒に”悪化させない”ケアを始めましょう。

歯周病の詳しい説明は以前のブログで載せていますのでそちらをご覧下さい。
では、歯周病と診断されてしまったらどの頻度で歯科医院を受診すれば良いのでしょうか??
歯周病を悪化させないためには月に一度程度の受診が理想的ですが、毎月保険で歯周病の治療がどこの医院でも受けられる訳ではないのです。
ここで少し医療保険のお話しです。 
国民の医療費を軽減する為に、歯科医院はむし歯や歯周病を治す場所から予防する場所へのシフトチェンジが求められています。
それに伴い保険制度も変化しています。
令和6年診療報酬改定にて新設された施設基準では、
ライフコースを通じた継続的・定期的な口腔管理による歯科疾患の重症化予防の取組みを推進する為に、かかりつけ歯科医による口腔管理の評価
(かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所)を見直すことを目的として、乳幼児期から高齢期までの生涯に渡る口腔管理が求められており、
その新しい基準を満たしている医院は歯周病の予防治療が保険で月に一回実施する事が出来ます。
認定の施設基準は…
・歯周病の安定期治療や重症化予防治療の実績がある事
・初期むし歯や歯の根っこのむし歯の経過管理の実績がある事
・在宅療養支援や歯科訪問診療に係る十分な体制が確保されている事
・高齢者、小児の心身の特性及び緊急対応に関する研修を終了した医師がいる事
・患者さんにとって安心で安全な歯科医療環境の提供行う為に十分な装置や器具がある事などです。
認定医院の当院では歯周病になってしまった今の状態を悪化させないための治療として月に一度のペースで来院いただくことが可能となっております。
最初に始める歯周病の治療とは・・・
歯周病の治療は、患者さんがお家で行なうホームケアがとても大切です。それぞれの患者さんに合ったプラークを落とすためのブラッシングの方法や
歯と歯の間の汚れを落とすためのケア用品を考えご提案します。
また、歯科医院では深くなってしまった歯周ポケットの中に付着した歯石などを取り除き、細菌を減らし炎症を抑えることを行います。
歯周ポケットの中をきれいにすることによって、再度プラークや歯石が付着することを抑制する目的もあります。
この治療を行う際、当院では歯周ポケットの深さや、患者さんの痛みの感じ方にもよりますが、痛みを我慢する治療にならないように麻酔を使用して、
数回に分けて部分ごとに丁寧に進めます。

すべての歯周ポケットに対しての治療が終わったら、以下の治療を行い口腔環境を整えます。
虫歯の治療
虫歯の治療は痛みなどの症状が出ている場合は歯周病の治療より優先させますが、症状が出ていなくても治療が必要な虫歯があれば
歯周ポケットに対しての治療が終わって歯茎の状態が落ち着いたこのタイミングで行うのが理想的です。
また、以前に治療した歯の詰め物やかぶせ物が劣化して適合が悪い部位などは汚れが貯まりやすくなるため必要があれば治療をします。
抜歯・固定
歯の動揺が酷く、歯周ポケットが深い歯は、お口を清潔に保つことや、物を咬むことの妨げになるため抜歯する場合があります。
また抜歯はせずに一時的に隣の歯とくっ付けて固定をし、残せる歯であるか様子をみる場合もあります。
咬み合わせの調整
歯の位置や歯並びなどによって特定の部位に負担がかかり歯を支える組織を痛めつけている場合があります。
特定の歯に加わる負担を軽減し、咬む時にかかる力を分散させます。
外科的治療
前述しました麻酔を使用してのポケットの中を綺麗にする処置でアプローチ出来ない歯石や炎症に対して歯ぐきを開いて除去する場合もあります。
最初に行う歯周病の治療と必要な治療がすべて終わったら
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ここからが今回のブログの本題です!!
歯周病は残念ながら完全に治癒するのは難しい病気です。
歯周病の進行状態を把握して、患者さん自身に理解して頂き、患者さんと一緒に歯周病を悪化させないよう、
定期的にメンテナンスをしていかなければいけません。
この定期的に行なう治療のことを、SPT(サポーティブドンタルセラピー)といいます。
お口の中の細菌を減らし、咬むことやしゃべる事など、今の状態を保てるように診ていきます。
治療を受ける間隔は?
歯周病が進行してしまっている方は一か月に一回受けていただく事を推奨します。
一度深くなってしまったポケットの中をホームケアだけできれいに維持する事は困難です。
一か月に一回程度は歯科医院でのプロケアを行う事をお勧めします。
治療の内容は?
・歯茎の状態の検査で感染や炎症をチェックします
・定期的にレントゲン撮影をして歯を支えている骨の状態をチェックします
・治療をした部位に問題がないか、新たに虫歯がないかチェックします
・家での口腔ケアを確認してより良くなるように一緒に考えます
・プラークや歯石を取り除きます
・歯周ポケットの中をきれいにします
・バイオフィルムを取り除きお口の中を清潔にします
・咬み合わせに問題がないかをチェックします
毎回全部の事をするわけではありません。
深い歯周ポケットがある方、動揺している歯が残っている方など様々な状態の方が受けていただく、
歯周病が安定した今の状態を維持するための治療です。
それぞれの患者さんに、今必要な検査、施術を見極めておこなっていきます。
今ブログを読んで下さっている皆様へ
- 症状が出る前に受診をして歯周病のチェックを受けて下さい。
- 病状に応じた必要な治療を最後までしっかり受けて下さい。
- 治療が終わった後も定期的に歯科医院でのメンテナンスを受けてください。
歯周病は歯を失う原因として第一位の怖い病気ですが、
歯周病です。と言われてしまった方も、
抜けてしまった歯がある方も、あきらめないで下さい!!
今から出来ることはあります。一本でも多く歯を維持しましょう。
そして自分の歯を使って、一生おいしく食事できる事を目指しましょう。

歯周病は“今の現状を維持する”ための計画的な通院がカギです。
まずは日本歯周病学会認定医が担当する当院で現状チェックを!
当院のブログ歯周病治療で詳しい内容を、毎日のケアは予防歯科もご参照ください。
初診の手順は(初めての方へ)で確認できます。
通院アクセスは(アクセス・医院概要)に記載しています。
ご予約は(24時間WEB予約)またはお電話で承ります。
無理のない月1メンテで一緒に歯周病の悪化予防を始めましょう!!

