カテゴリー:
手洗い、うがいだけでは不十分??インフルエンザ対策には歯磨きを!!
まだまだ寒い日が続き、インフルエンザの流行が気になる季節ですね。
「手洗い・うがい・マスク」
は徹底しているけれど、もっと出来る対策はないの?
と不安に思っている方も多いのではないでしょうか?
実は、意外と知られていない
強力なインフルエンザ予防法が「歯磨き」なのです。
今月のブログは、なぜ歯磨きがインフルエンザ対策になるのか、その驚きのメカニズムと今日からできる予防ケアについて詳しく解説します。
1,インフルエンザはどうやって感染するの?
2,インフルエンザ予防と歯磨きの意外な関係
3,最大の敵は「歯周病菌」にあり!
4,予防効果を高めるために!歯医者さんへ行こう!!
1,インフルエンザはどうやって感染するの?
飛沫感染 … 感染者が咳やくしゃみをした際に飛び散る細菌やウイルスをすいこむことでおこります。
接触感染 … 感染者から排出された細菌やウイルスに直接触れるまたは、細菌やウイルスが付着した
ドアノブや電車のつり革などに触れることで間接的におこります。
しかしインフルエンザを含め多くの細菌やウイルスは付着した手や皮膚から侵入する訳ではありません。
口、鼻、目から侵入するのです!!
口は3つの侵入ルートの1つです。

2,インフルエンザ予防と歯磨きの意外な関係
そこで口腔ケアがインフルエンザ予防に効果を発揮するのです。
インフルエンザのようなウイルスはお口の中に入っても粘膜にくっつくだけでは発症しません。
ウイルスが細胞に侵入することでインフルエンザを発症します。
お口の中の細菌は、ウイルスの酵素が侵入を阻止している膜を破壊するのを助けるため、ウイルスが細胞へ侵入しやすくなるのです。
インフルエンザの薬として知られているタミフルやリレンザはこのウイルスの酵素の働きを抑える為に服用するのですが、お口の中の細菌はせっかく飲んだ薬と全く反対の働きをするのです。
まさに、お口の中の細菌はインフルエンザの感染拡大を手助けしているのです。
感染を手助けする細菌をインフルエンザウイルスがお口の中に入ってくる前に取り除いておくことがとても大事なことになります。
歯磨きで細菌のすみかであるプラークをしっかり落として、お口の中をインフルエンザウイルスが活動し易い環境になるのを阻止しましょう。

3,最大の敵は「歯周病菌」にあり!
お口の中の細菌でトップに君臨する最も強い細菌が歯周病菌です。
プラークの中で増殖し、毒素や酵素をだします。
この酵素はインフルエンザウイルスの細胞への侵入を助けます。
毒素は血液に入ると全身にめぐります。毒素に対して免疫反応が働くので、
免疫力の低下にもつながります。

4,予防効果を高めるために!歯医者さんへ行こう!!
プラークは一定期間付着したままになっていると歯石へと変化します。
食事をしてからプラークになるまで4~8時間
プラークが歯石になるまでおよそ48~72時間(2~3日)です。
歯石になってしまうと歯磨きでは落とせないので歯科医院での歯石除去が必要になります。自分でチェックして歯石がないと思っている方でも
歯と歯の間や裏側の少しの磨き残したプラークが歯石になっていることはとても多いです。
また、歯茎の中に付着するかくれた歯石は見えないことの方が多く、この歯石があると歯周病が重症化する最大の原因になります。
歯周病菌がいるとインフルエンザウイルス単体よりも時間経過で感染の拡大が大きくなるというデータがあります。
しかしお口の中の細菌は薬や私達の体の免疫細胞でも除去が難しいのです。
また、実際に施設などで歯科衛生士の口腔健康管理を受けていた場合、インフルエンザの発症率が大幅に減少したというデータもあります。

毎日の歯磨きで、お口の中を清潔に保つことはむし歯や歯周病だけでなく、インフルエンザなどの
ウイルスから身を守るための有効な手段です。
特に、ご自身では取り切れない歯石やプラークの除去は、歯科医院でのプロフェッショナルケアが欠かせません。
当院ではお一人おひとりのリスクに合わせた予防メニューをご提案しております。
「最近歯医者に行ってないな…」
という方は、ぜひ一度『当院の予防歯科』でお口のチェックを受けてみませんか?
また、今回の天敵である歯周病菌が引き起こす「歯周病」については『過去のブログ記事』でも詳しく解説していますので、こちらもぜひご覧ください。
ウイルスに負けない健康な体を、私たちと一緒に作っていきましょう!!


